高槻市南平台 石井ピアノ教室
石井倫子です。
和音に慣れてもらうために教材を作りました
教本が少し進んでくると、曲がだんだんと長く複雑なものになって行きます。
楽譜を見て、難しいと感じる生徒さんが少なくないことから、
楽譜を大きくコピーしたり、譜読みを一緒にしたりと工夫してきましたが、
難しいと感じるのはどうやら和音にありそうです。
そこで和音が速く読めて弾けるようになるために、教材を作ってみました。
まずはハ長調から音階と和音、そして和音の転回形の練習です。
難しそうに見えるかもしれませんが、一覧にしたことで指使いも
覚えやすくなりました。
例えば、右手で弾く場合、基本形(ドミソ)なら135、
第一転回形(6の和音・ミソド)は125、
第二転回形(46の和音・ソドミ)は135というように。
和音記号(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ….)も子どもたちには見慣れない数字ですが、
すぐに覚えて書けるようになりました。
和音はなぜ難しく感じるのでしょう
和音が並んだ楽譜を見ると「難しそう….」と感じるのは、
1つの音だけを読むときに比べ、和音を読むときは2倍、3倍….の音を
読むことになるからです。
一音一音数えているのでは時間がかかってしまいますが、パターンとして覚えているこ
とで初歩の生徒さんも和音に慣れてきました。
ヘ音記号や他の調でも練習します
生徒が自分で書き入れることでより理解が深まるように、
ヘ音記号の教材は五線譜のみの白紙にしました。
ハ長調だけでなく、他の調についても同じように自分で書けるように
五線譜をたくさん用意し、レッスンで取り組んでもらっています。
生徒がが自ら練習に向かえるような仕掛けを、これからも作っていきたいです