息子とオンラインレッスン

高槻市南平台 石井ピアノ教室

石井倫子です。

コロナ禍をピアノで元気に

東京都内の大学2年生の息子、入学した昨年はコロナの影響で入学式もなく学校での授業もサークル活動もなく、

思い描いていた生活とはずいぶん違い、鬱々と過ごしていたようです。

同じような大学生の方、きっとたくさんおられることでしょう。

しょっちゅう電話をかけてきては、「楽しいことがない、帰りたい」と言い、気にかかっていました。

息子の住まう学生寮に音楽室があることを知り、「何か弾いてみたら?」と言っても

「今はそんな気分じゃない」「課題が多くて忙しい」と最初は反応しなかったのが、

今年になって、何か弾いてみようかな….と言い出しました。

楽譜とメトロノームを送り、しばらくは指が戻らない、動かないと言っていましたが、

だんだん楽しくなってきたようです。

「あっという間に2時間が過ぎるわ、いいなあピアノって」とこんな嬉しい言葉を聞いたのは初めてです。

 

弾きたい気持ちがあるから楽しい

4才から私が教え始め、1年生になってからはレッスンに通い、一時期はピアノ中心にやっていたこともありましたが、

大学受験で弾く時間もなくなってやめてしまいました。

「ピアノはもう聴くだけでいい」と言っていた息子ですが、

時間に少し余裕ができた今、再びピアノと向き合っているのを見るのは嬉しい限りです。

自分で思うように弾くピアノはとても楽しいのだそうです。

嫌いだったハノンも、指が回らないからと練習しているようで、変わりように驚いています。

zoomでオンラインレッスン

楽しく弾いていた息子ですが、「ここの指使いどうしたらいい?」としょっちゅう聞いてくるようになり、

どうせなら、とzoomでオンラインレッスンを始めました。

日曜の朝、10時がレッスン時間です。

コロナですっかり身近になったオンラインレッスン。

遠く離れていても、それぞれの場所でレッスンができるのは本当に助かります。

 

   リストの「ため息」をレッスン中。学生寮の音楽室は冷房が壊れているらしく、これからの季節は厳しそう。

 

息子の他にもピアノを弾く学生がいるらしく、ロビーによく音が聴こえてくるそうです。

寮にピアノまであるなんてびっくりしましたが、調べてみると他にもピアノを設置している大学、結構ありました。

ピアノを習ってきた子が進学で家を離れても、好きな音楽を続けられるのは有難いですね。

ピアノはいつまでも親子で楽しめる

お子さんがピアノを習っていると、おうちの方もいつのまにかクラシック音楽を聴くのが好きになっていたり、

興味を持たれたりするのではないでしょうか。

お子さんの練習を見守ったり、舞台での演奏を聴くうちに音楽が身近なものとなるのでしょう。

成長した子どもと共通の趣味や話題があるのは嬉しいものですね。