高槻市南平台 石井ピアノ教室 石井倫子です。
スタインウェイのピアノで生徒さんが演奏の機会
開催されました。
今年で27回目のこのコンサートで、
響きの良いホールで「スタインウェイのピアノを弾こう!」というものです。
二日間で150人もの方が演奏するコンサートです。
石井ピアノ教室の発表会でもスタインウェイのピアノがある会場で
開催したことがあり、生徒、保護者も響きの違いを実感しました。
石井ピアノ教室から2名が参加
今回が27回目で実は私も参加したことがあり、毎年高槻市の広報誌をチェックしていました。
Aちゃんも高槻市の広報誌でこのイベントを見つけ昨年から出たいという希望を
私に伝えてくれていました。
このイベント、
参加資格が4年生からということで今年楽しみにやっと出演が叶いました。
せっかくの機会ですので、
石井ピアノ教室から、小4Aちゃん、小6Kちゃんが参加しました。
小4 小犬のワルツ
Aちゃんはショパン作曲 「小犬のワルツ」を演奏しました。
本番で1番の力を発揮しました。
これはとても素晴らしいことです。
実は、初めてのショパン。
短い曲ですが、左手の和音がきれいに揃えるのが難しいです。
装飾音やトリルもきれいに入れたいと思うと仕上げまではなかなか苦戦しました。
- 細かいことを気にしだすと全体の流れが悪くなる
- 全体の流れを感じながら伸びやかに演奏する
この2点に注意して調整を重ねて頑張ってくれました。
レッスンで細かく指導するとよくなるので
次から次へと追求したくなりますが、
それでも投げ出さないで頑張るのがAちゃんです。
コンサート前日には曲の仕上げをしっかり合わせてきました。
ここまで仕上げれば私も安心して、がんばってね!と送り出せます。
小6 シャコンヌ
小6のKちゃんはデュランのシャコンヌを弾きました。
ていねいに練習してきれいにまとめました。
楽曲の中にはテクニック的にどうしても難しいところや、
形式が変わり練習が必要なところもあります。
小学校6年生が本番で弾くとなるとそれなりに曲も難しくなってきますよね。
中間部の和音が続くところは音の間違いがなかなか直せず難しかったです。
和音の中の音、一度間違って覚えると覚え直すのが大変になります。
そしてたったひとつの音の違いで音の意味が変わってしまいます。
本番間際になると、さらに焦り、混乱してしまいます。
これはひとつずつ、ていねいに覚えなおすしかありません。
Kちゃんも最後までかなり頑張ってくれました。
一音も見落とさず、楽譜を読むことの大事さを
痛感したことでしょう。
難しい曲に取り組む中の本番でしたが、集中して無事に弾き終えました。
苦しいところを踏ん張り、頑張ったのは立派です。
本番・舞台経験の大切さ
二人とも舞台で演奏して、小学生なりに色々な気づきや経験をしました。
この日の経験を次に生かしてまた一段階、成長して欲しいです。
- 本番を目指して一つ一つ積み上げていくこと
- 子どものうちから本番を経験する大切さ
- 丁寧に譜読みをすること
- 間違いはすぐに練習すること
私もまた普段のレッスンでは気づかない発見もありました。
- 大ホールでの演奏の仕方
- 大ホールで響かせるための音の聴き方
美しい音色、そのためのタッチをレッスンでは追求していましたが、
今回このような大きなホールで生徒の演奏や他の方の演奏を聴き、
さらに指導に磨きをかけていきます。