おすすめ教本~うたとピアノの絵本

高槻市南平台 石井ピアノ教室

石井倫子です。

うたとピアノの絵本

教室で使っている教本、幼児~1年生の初めてピアノを習う生徒さんには、呉 暁さんの「うたとピアノの絵本」を使っています。

この本の特徴は、全ての曲に歌詞がついていて歌えること。歌うことで、正確なリズムが身に付きやすいです。例えば、シンコペーションや三拍子なども自然に吸収できます。

「家でよく歌っています」とお家の人からの声もよく耳にします。

また指使いが書いていないので、「右手」の本を左手で弾くこともできますし、その曲によって使う指を変えて弾くこともできます。(いちいち指使いを書き直す必要がありません)1点ハ音(中央のド)を1の指で弾くように書いている教本はとても多いですが、1の指は、鍵盤に置くのがとても難しい指です。

そういう意味でも子どもにはとても良い教本だと思います。

全曲がカラーで大きく絵があり、本当に絵本のようです。絵の題材は食べ物や動物、電車や車など子どもの好きなものが多く、好奇心や想像力が広がります。

うたとピアノの絵本を通して学べること

「右手」では1点ハ~1点ト(中央のド~ソ)が、「左手」では中央のド~ファ、ト音記号とヘ音記号で書かれています。

「両手」では音の範囲や音価はそのままで右手→左手と交互に弾きます。まだ両手一緒には弾きません。

音価(音の長さ)は四分音符、八分音符、二分音符です。

ほとんどの生徒さんが半年ほどでこの3冊を終えます。

いろいろな使い方

年長児なら「両手」から入ることも可能ですし、必ずしも全曲やる必要もないと思います。

教室では、3冊とも使うことが多いですが、右手の本に左手で音を足して両手で弾いたり、両手ユニゾンの形で弾いたりもしています。

先生のアイデアでいろんな使い方ができる優れた教本です。