高槻市南平台 石井ピアノ教室
石井倫子です。
楽譜を速く正確に読むために
楽譜を速く正確に読めるようにすることは、ピアノ上達のためにとても大事なことです。
そのため、読んだり歌ったり、リズム練習などの基礎練習(ソルフェージュ)を早い時期から学ぶのが良いと言われています。
石井ピアノ教室では、毎回のレッスンでソルフェージュを取り入れ、早い段階で読譜力がつくように指導しています。
音を覚える
楽譜を読むということは平面での高さの認知。小学2年生で理解できる内容だと大学の授業で教わったことがあります。
ピアノのレッスンでは幼児から習うケースが多く、幼い子どもでも楽しみながら音を覚える方法はないかと工夫を重ねてきました。
まずは大きな五線譜を使って、線間の感覚を身に着けてもらうところから始めます。
この五線譜をト音記号とヘ音記号の2つを上下に並べて大譜表にすることもできます。音大を卒業してピアノを教え始めた頃は、どうやったら早く音が読めるようになるのか苦労しましたが、これでほとんどのお子さんが体験レッスンで、ドレミファソを覚えられるようになりました。
音符カードやマグネットの五線譜でも練習、年少さんでもト音記号、ヘ音記号とも読めるようになります。
昨秋、年少で入会したMちゃん、Jくんはそれぞれ教本が5冊目と4冊目。スムーズに上達しています
より速く読むために
音域が広がり、曲が長くなってくると読譜みにもある程度、速さと正確さが必要になってきます。
書いて練習するのも大事ですが、まずは弾いている曲を読んでみることをおすすめします。
レッスンでもこの所、弾く前に楽譜を読んでもらっています。ただ読むだけでなく、リズムもつけて読めばリズム練習にもなり一石二鳥ですね。例えばド、レ、ミ、ファ、ミ、レではなくド―レミファーミレなどのように。
「家でも1回でいいから必ず読んでから弾くようにしてね」と言ったところ、さっそく取り組んでくれた小3Kくん、このところ新しい曲をノーミスで弾いてくるようになりました。
和音を読むのが難しいと感じる子が多いです。読んだり弾いたり、自分でも書いて練習します。
聴音(聴き取って書く)で理解を深める
聴き取った音を五線譜に書くことを、聴音と言います。レッスンでも時々、ワンフレーズの聴音にチャレンジしてもらっています。
1~2小節ほどの短いメロディを聴いて、楽譜に書いてもらいます。短いメロディなら幼児でも書くことができます。
その日習ったリズムや音を使って理解を深めてもらっています。
ブルグミュラーやソナチネに入るまでに読譜力がしっかりつくようにしたいですね。